屋久島紀行8
【白谷雲水峡:前編】
翌朝、眠りが深かったせいか心地よい目覚め。
3日目は、白谷雲水峡に行こうと決めていた。
何でも映画『もののけ姫』のモデルにもなったという
苔むした森が見所なのだという。
まあ、『もののけ姫』を見ていないので、「これがモデルだ」と言われたところで特別これといった感慨もないのだが。
***
白谷雲水峡まではバスが出ており、
ぐねぐねとした山道をグングン登っていく。
エンジンの唸りと共に、みるみる上がっていく標高。
ガイドブックに「ファミリーでも歩けるコース」などと書いてあったので、軽いお散歩コース程度だと見くびっていたのだが、到着してみればそれなりのトレッキングコースである。
あれだ。
田舎の「すぐそこ」ってのが意外と遠いのに似ている。
予想外のトレッキング2連チャンに軽く眩暈を覚えつつ、
行程を確認しようと入り口の看板を見ると
「もののけ姫の森」という文字が白く塗り潰されている。
聞くところによると、ジブリの許可無く
勝手に「もののけ姫の森」を呼称していたため、
その名称が使えなくなってしまったのだという。
そういうお粗末な話、大好き。
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