ファンタジーとしての合掌造り
高山市にて、合掌造りの古民家を移築した施設を見学。
合掌造りと紅葉が水面に映える。
何というか、いかにも「外国人の考えるジャパニーズ・トラディション」という感じ。「ワァーオゥ!」とか言いながらシャッター切ってください、と言わんばかりのビジュアルである。
ただ、少し気になったのは、
移築前も水辺に建っていたのだろうか、ということである。
合掌造りって、あまり水辺に建てられているイメージがない。
以前に白川郷にも行ったことがあるが、
山間の小さな平地にひっそりと身を寄せ合って集落を作っている感じだったので、個人的にその立地に違和感があったのだ。
古民家の中にも入ったが、底冷えがして相当寒い。
池のほとりに建てたら、正直寒くて住んでいられないような気がする。
もし、もともと田んぼの真ん中に建っていたのを
ビジュアル重視で水辺に移築したのだとしたら、
合掌造りの有り様を正確に伝えてはいないわけで
この施設の文化的価値にはあまり期待できそうにない。
架空の、ファンタジーな合掌造りの世界に浸りたいなら、
アリかナシかで言えばアリ。


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